栃木県と聞いて、観光地を何個も思い浮かべられる人は少ないかもしれません。しかし実は、世界遺産の日光や那須高原など、全国的に有名な観光スポットが多数存在しています。
全国的に見ると、知名度は低い栃木県ですが、実は栃木の魅力は満載です。
それでは、栃木県にはどのような魅力があるのでしょうか。
この記事では、栃木県の魅力度ランキングから、観光に関する魅力など徹底解説いたします。
✔栃木県の魅力度ランキング
✔栃木県の観光と魅力
✔栃木の住み心地
もくじ
群馬の草津や伊香保、神奈川の箱根、静岡の熱海などの、いわゆる「関東の奥座敷」と呼ばれる観光地は数ありますが、それをいうと栃木も多々あります。
世界遺産の日光に有名リゾートの那須高原、温泉なら鬼怒川温泉、塩原温泉、川治温泉など、湯西川温泉も秘湯としてマスコミに取り上げられ、知名度と人気を上げています。栃木県の存在感は地味でも、栃木の観光レジャースポットの名前は派手なのです。
隣県の群馬のような、見どころが温泉だけ(?)の観光県とはわけが違う栃木! 栃木の観光県としての格を上げている存在といえば日光です。
日光東照宮、二荒山神社、日光山輪王寺のいわゆる「日光山内」は1999年に世界遺産登録されて、小笠原諸島が世界遺産になるまで、関東唯一の世界遺産でした。
世界遺産だけに日光の名前は海外にもよく知られており、そのため日光では外国人観光客の姿も多く見かけます。また、遠足・修学旅行の定番スポットでもあり、地元の栃木はもちろんのこと、関東(特に北関東)の子どもの多くが一度は日光を訪れています。
日光といえば、徳川家の菩提寺のイメージが強いですが、歴史はかなり古いものです。766年に下野出身の僧侶・勝道が、男体山登頂を目指す途中で大谷川対岸に四本龍寺を創建したのが日光の始まりといわれています。
782年に勝道が男体山登頂に成功して、その山を「二荒山(ふたらさん)」と名付けたことから、二荒を音読みして「ニコウ → ニッコウ」になったと言われています。
日光は関東の山岳信仰の拠点として整備されて、加えて神仏習合の信仰によって、二荒山(神道)と日光山(仏教)の双方が併存する聖地となりました。
中世の日光は源氏の庇護を受け、関東の護りとして位置付けされたように、東国武士には特別な意味合いを持っていました。
後に東国(江戸)を拠点に日本を支配した徳川家が、家康を改葬して当地に祀ったのも、そうした歴史を考慮したといわれています。
そのような聖地、日光が観光地として大きく発展するのは明治時代以降です。1872年に奥日光の女人禁制が解かれ、参詣や修行などが主だった聖地が、観光地に変化していきました。
1874年には、限定付きながら外国人の内地旅行が許されたことに加えて、1890年に鉄道が開通すると、景勝地として日光を訪れる外国人も増えて、それに伴い宿泊施設も整備されていきました。
こうして国際的観光地となった日光ですが、外国人の夏場の避暑地としての側面も持ち併せていました。中禅寺湖周辺は別荘地として開発され、夏場になると上流外国人が湿留しました。
「夏は外務省が日光に移る」とまで呼ばれ、それが抜群のステータスを生むことにもなったのです。
それ以来日光は、世界遺産である日光山内だけでなく、日光連山、中禅寺湖、華厳の滝、戦場ヶ原、日光湯元温泉や、合併した旧今市市、旧足尾町、旧藤原町、旧栗山村地区の観光・レジャースポットも含めて、国内の人気観光地の一つとなったのです。
日光を筆頭に、世界遺産の日光山内や、国内有数のリゾート地の那須高原、数多ある名湯、子ども向けのアミューズメントスポットに、女性が大喜びの巨大アウトレット、冬はスキーで秋は紅葉見物、さらには著名なB級グルメも目白押し。
栃木は老若男女が楽しめる観光、レジャースポットが存在しているのですが……。
有名な観光スポットは多いものの、それらが栃木県という方程式が今ひとつ成り立っていないのが、栃木のツライところだといえるでしょう。
そもそも、なぜ栃木の有名観光地には、「栃木感」が希薄なのでしょうか?
例えば、「日光東照宮」は「栃木県の日光東照宮」ではなく、あくまでも日光の東照宮として世間一般に認知されています。
もちろん、日光は観光スポットとしての知名度が格段に高いので、「日光=栃木県」と理解している人は全国的に多いですが、那須高原にしても、「栃木県の那須高原」というより、あくまでも「那須」なのです。
こうした事象は、観光スポット自体の知名度の高さと、栃木県の知名度の低さが引き起こした悲劇ともいえます。
栃木県では「栃」の字が難しいからと、ひらがなで「とちぎ」と記すことも多くなりましたが、だからといって県の知名度が格段に上がるわけでもなく、この事象には、栃木の県民性が影響しているともいえます。
栃木人といえば県に対する愛着が希薄です。その一方で地元愛は強力です。地元の観光スポットについて、栃木県よりも地元名を強くプッシュしがちで、我が町自慢も大好きなのです。
何よりも、栃木人が正々堂々と栃木県出身を名乗らないことも問題でしょう。栃木人は出身地を聞かれて、「宇都宮」「足利」など都市名で答えることが多い……。
つまり、「栃木」にコンプレックスを持っていることの裏返しではないでしょうか。同様のことは茨城にも言えて、もし両県民の思考が一緒だとすれば、「自己紹介で県名を言うと田舎者に思われるから」というシンプルな理由に落ち着くでしょう。
都市名ならば、田舎臭さがボヤかされるというわけです。
あまりにも有名で名前が独り歩きしている観光スポット。そして、栃木という名前を普段からあまり使いたがらない県民性。こうした要素が絡まり合って「栃木感」が希薄化している観光地という構図が見えてくるのです。
今や広く国民に知れ渡った感のある「地域ブランド調査」。都道府県や市町村の魅力度をランキングにしたもので、全国の消費者約3万人を対象に、地域イメージに関する多項目の調査を行い、その回答から結果を導き出しています。
現在のところ、ランキングでは常に北海道と京都府がトップを争い、関東では埼玉県や群馬県、茨城県、そして栃木県も下位というのが不動の構図。
北関東は昔からこのランキングでは苦戦しており、北関東は毎年下位に甘んじています。かつては北関東3県がワースト3を独占したこともあるだけに、最近の栃木県は40位前後をウロウロしていて最下位よりはマシだと思えてくるのが悲しい……。
しかし栃木県が、奇跡のようなジャンプアップをしたこともあります。それが2015年で、なんと35位! その理由は「東京スカイツリー」でした。
栃木県は東京スカイツリーを抱える東武との密な連携が可能であり、実際に栃木県はスカイツリータウンのソラマチにアンテナショップ『とちまるショップ』を開店させていました。
これにより若い世代に栃木県を認知してもらえる機会を得たでしょう。東武との連携で、スカイツリー観光とパックで日光観光を推せるというのも強みだと考えました。
魅力度ランキングは人気観光地ランキングとしての側面が強く、スカイツリーと共に日光観光が注目を浴びれば、魅力度も上がるだろうと予測していたのです。
2015年に栃木県は大躍進を遂げたのですが、地域ブランド総合研究所によれば、栃木県は総合で35位でしたが、20代に絞った魅力度ランキングでは、なんと11位だったそうです。
年代別ランキングとはいえ、栃木県が上位に食い込めたのだから最高です。その理由の一つとして、2015年に栃木県の露出がかなり多くなったようです。
この年、日光東照宮が徳川家康公の400年回品を迎える式年大祭ということで多方面から注目が集まり、旅番組やグルメ番組、ニュースやワイドショーの情報コーナーなどで、栃木県がよく取り上げられました。
テレビ番組では日光東照宮の紹介だけではなく、それに付随した企画として栃木県内の特産品やグルメ情報も紹介されます。
栃木県といえば宇都宮餃子や佐野ラーメンを筆頭にB級グルメの宝庫であり、イチゴやブランド牛など特産品も充実しています。
テレビはメジャーどころだけではなく、一般的に知られていない地元グルメや特産品も紹介するので広告効果は絶大です。
若者へのアピールという意味では、日光東照宮は年配者向けで渋いコンテンツだけに栃木のグルメが多岐にわたって紹介された影響力は大きいといえるでしょう。
栃木県を含めた北関東3県は、そもそも豊かな県であり、それまで外に向けてアピールする必要もありませんでした。
だからこそ、東京に近い県にもかかわらず、全国的な認知度が任く、まるで秘境のような扱いを受けていました。
しかし栃木県は、2015年に日光の歴史的イベント開催をきっかけに注目を浴びました。そしてメディアから栃木県が大々的に発信されて、元々知名度が高かった「餃子」「佐野ラーメン」「イチゴ」以外のものにもスポットライトが当たったのです。
観光スポットやB級グルメが、「実はイケてる」ことも認知されて、それまであまり知られていなかった栃木県だったからこそ情報が新鮮に映り、それなりのインパクトも生まれたのでしょう。
「栃木県が魅力度ランキングで大躍進!栃木観光の魅力と知名度」はいかがでしたか?
栃木県は観光資源やグルメが豊富で、実力派の魅力を秘めた地域です。日光や那須といった観光地の人気は高いものの、「栃木県」としての認知が弱いという課題がありました。
しかし近年、歴史的行事やメディア露出を通じて、少しずつそのイメージが変わりつつあります。魅力度ランキングが高まるように、栃木のPR戦略にも注目が集まりますね。
この記事は宇都宮市の結婚相談所「ラポールアンカー宇都宮」が執筆いたしました。
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