結婚を考えるときに欠かせないテーマの一つが「子育てと教育」です。どのような環境で子どもを育てたいかなど、夫婦で価値観を共有しておきたい大切なポイントです。
特に広島は、私立や公立、国立と多様な教育環境が整っており、選択肢が豊富な地域といえます。パートナーと教育観を語り合うことは、ただ進学や受験の話にとどまらず、夫婦としての将来設計を形づくるきっかけにもなります。
この記事では、広島の教育事情をふまえながら、結婚生活における子育てや教育のポイントを徹底解説いたします。
✔広島の教育事情
✔広島の学校偏差値から見る子どもの将来性
✔夫婦で考えたい子育て、教育の価値観（広島編）
もくじ
地域の教育事情は、おおよそ高校の受験傾向に表れます。首都圏と関西圏を除き、「優秀な高校」は基本的に県立のトップ校です。
私立は県立に入れない落ちこぼれの受け皿というのが全国的な傾向ですが、私立が強いのは、大都市圏だけでしょう（国立高校は、私立進学校トップグループと同じ扱い）。
県立に入れない落ちこぼれの受け皿が私立高校と言いましたが、広島はちょっと様子が違います。首都圏ほどではありませんが、私立高校がかなり強いのです。
最新の高校受験偏差値ランキングをみると、県のトップは国立の広大附属と広大附属福山。これに修道と如水館が続く、「大都市型」のランキングとなっています。
さらに、中高一貫の名門、広島学院（学院）もいます。実際、広大附属は進学校としては新興勢力と思われており、広島の名門校といえば、修道、学院、が不動のツートップです。
また、大学受験に主眼をおくなら、注目すべきはAICJ高校です。AICJは鷗州塾の鷗州コーポレーションが運営している学校で、実績の確保には熱心です。
放課後には鷗州塾の講師が「特別授業」をしてくれるそうで、AICJに入れば中学、高校の授業料だけで塾にも通っている状態になります。スパルタ系の学校であり、進学実績は向上しており、今では偏差値が72！ ある意味、お得な学校なのです。
これに対して、名門公立の象徴であるナンバースクール、つまり旧制県立一中、二中などの末裔は振いません。旧制一中から続く県立広島国泰寺は偏差値が約60、呉三津田、福山誠之館も似たようなランクです。
しかし、首都圏などと同様に、広島でも「公立高の逆襲」が進んでおり、県立広島、広島市立広島中等教育学校（旧市立安佐北）の躍進や、広島市立基町の堅調が目立ちます。
基本的な私立（国立）優位は変わっていませんが、前のイメージからは、徐々に変化しつつあるのです。
広島の教育事情で面白いのは、修道と学院のイメージが正反対ということです。修道はイケメン、学院は微妙というのが一般的な認識だといいます。
これは学院の出身者から聞いた話なので、バイアスがかかっている可能性はありますが、確かに学院は変な学校といわれることがあります。
学院は立地が激しく、西広島から山を登るとそこに学校があります。風呂敷、弁当などの伝説があり、それらのほとんどが事実です（風呂敷は廃止された！）
一方、修道は自由な学風で知られており、文化祭など学校行事が盛んなのは有名です。超名門私立進学校は自主、自立の校風のところが多いです。
このような、能力は高いが自由すぎる学校は、大学の「現役合格率」を落としている傾向があり、修道も思ったより実績は上がっていません。
修道が素晴らしい環境であることに疑問の余地はなくとも、単純な受験対策という観点では、難しいのかもしれません。
広島の高校は、様々なスタイルを選べる状態にあります。自立心が強いタイプなら広大附属や修道。スパルタ系なら学院やAICJと、選択肢が広いです。
多くの選択肢から選べる状況にある地域は案外少ないので、教育県広島の面目躍如というべきでしょう。
結婚を考えるうえで「子育て」をどうしていきたいかは、大切なテーマの一つです。
特に教育県ともいわれる広島では、公立、私立、国立と選択肢が豊富にあり、夫婦でしっかり話し合って方向性を決めていくことが、安心して子育てをするための第一歩となります。
前提として、教育に正解はありません。大切なのは「どんな子に育ってほしいか」を夫婦で共有することです。
受験を重視するのか、のびのびとした環境を大切にするのか。価値観をすり合わせておくことで、後々の迷いや不安を減らせます。
広島には修道や学院、広大附属などの名門校があり、公立でも県立広島や市立基町など魅力ある学校が多くあります。
私立か公立かという二択ではなく、子どもの個性に合った学校を選べるのが広島の強みです。夫婦で子どもの将来像を描きながら、柔軟に選択していくことがポイントです。
学校教育の質が高い広島だからこそ、家庭で大切にしたいのは「人としての力」です。あいさつや思いやり、家族での会話を通じて、人間力を育てていくことが、どの学校に進学しても子どもの自信につながります。
夫婦で協力し合い、家庭が安心できる居場所であることが何より大切です。
広島は塾や習い事の環境も充実していますが、自然や歴史にも恵まれています。瀬戸内の穏やかな海や平和学習の機会など、広島ならではの体験を通して学べることも多いです。
夫婦で子どもの成長を支えながら、地域の魅力を取り入れた子育てを楽しめるでしょう。
婚活においても、こうした教育観や子育ての考え方を事前に共有できるお相手と出会えるかどうかは大きなポイントです。価値観を分かち合えるパートナーとなら、広島の豊かな教育環境を活かして、より充実した結婚生活を築いていけるでしょう。
「広島で考える子育てと教育選び！結婚相手と共有したい子育ての価値観」はいかがでしたか？
広島は、修道や学院、広大附属をはじめとした名門校から、公立の新しい挑戦校まで、多彩な教育環境が広がっています。夫婦で「どんな子に育ってほしいか」を語り合い、その想いをもとに教育の選択肢を考えていくことが、安心した子育ての第一歩となるでしょう。
学力や進学実績だけではなく、家庭で大切にしたい「人間力」や、広島ならではの自然・歴史を活かした学びも、子どもの成長を支える大切なポイントです。
結婚相手と価値観を共有しながら歩むことで、教育県・広島の魅力を最大限に活かした子育てができるでしょう。
未来の家族像を一緒に描けるパートナーとの出会いが、婚活のゴールであり、幸せな結婚生活の始まりです。広島での結婚や子育てを考える方の参考になれば幸いです。
この記事は、広島市の結婚相談所「ラポールアンカー広島」が執筆いたしました。
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