群馬県の中心に位置する二大都市、前橋市と高崎市。この2つの都市の間には、長い歴史に裏打ちされた、全国的にも有名なライバル関係が存在します。
行政の中心地「前橋」と、商業と交通の要衝「高崎」。まるで性格の異なる双子のように並び立つ両市は、県庁移転をめぐる過去の因縁から、都市開発、高校対決、さらには商業施設やスポーツチームまで、あらゆる分野でしのぎを削ってきました。
ライバルであり、補完し合う存在でもある前橋と高崎。あなたの地元への理解を深めながら、婚活にも役立つ情報をぜひお楽しみください。
この記事では、「前橋VS高崎」のライバル関係について、歴史的な背景から現在に至るまでを徹底解説いたします。
✔前橋と高崎の県庁争奪の歴史
✔都市機能・人口・経済など各分野の比較
✔婚活市場から見る両市民の性格や結婚観の違い
もくじ
サッカーの「日韓戦」が、韓国では「韓日戦」となるように、「前橋VS高崎」か「高崎VS前橋」のどっちになるか、お互いの市民にはこだわりがあるといいます。
それはさておき、ここでは「前橋VS高崎」としますが、この両市のライバル関係は全国的にも有名です。
前橋と高崎が、県下でも1,2を争う都市であるのはいうまでもありません。こうした都市が隣接しているのが珍しく、形だけ見れば双子のような都市です。
しかし、都市の性格はまるで違います。前橋は県庁所在地なので、行政機関が集積しており行政都市としての性格を持ちます。
一方、高崎は交通の要地でもあり、経済活動が発達しているように、こちらは経済（商業）都市です。
性格が違うので、隣同士でも上手く並立しているといえますが、根底に流れるお互いへのライバル心は相当です。
群馬県の県庁所在地は元々高崎にありました。明治の廃藩置県によって、岩鼻県、前橋県、高崎県など明治政府の直轄地の藩がそのまま県となり、上州には9つの県が誕生しました。
その廃藩置県の同年に、これらのうち8県が統合されて「群馬県」となりました。この時点で県庁は高崎でしたが、”お上”のすったもんだで前橋に一時移転されます。
しかし、新田、山田、邑楽3郡（※上州にあった残りの1県の地城）の群馬県編入を機に、再び高崎に県庁が置かれます。高崎民は、庁舎の建築資金を寄付したりするなど大喜びだったらしい……。
しかし、高崎県庁は手狭で各庁舎が分散していて不便だったので、「県庁として失格！」の烙印を押され、前橋城内に県庁を移転することになりました。
このとき、前橋民が喜んだのは言うまでもありません。対する高崎民は、「これは仮の移転だよ」と言われていたので、新しい県庁用地を物色して楽しみに再移転を待っていました。
しかし、前橋への本移転が決定してしまいます。
「悔しい！」と訴訟まで起こしましたが、県庁は前橋のまま……。こうして前橋、高崎には、強烈なライバル関係が芽生えたのです。
もし高崎に県庁があったら、行政や経済を含めて、全ての機能が完備された高崎は、前橋など足元にも及ばない大都市になっていたかもしれません。このような妙な状況になったのは、まさに”歴史のアヤ”ともいえるでしょう。
過去の庁舎の恨みは、過去にもたくさんの戦いが見られます。1998年、高崎に地上102.5Mの高さの新市庁舎が竣工されましたが、1999年には前橋に地上153.8Mの新県庁舎が竣工。
高崎の新市庁舎に対抗して、前橋がより高い新県庁舎を建てたというのが、もっぱらの噂です。街の栄え具合からか、威勢が良いのは高崎側。
例えば、土地の価格。2010年に県庁所在地が最高路線価格にならなかったのは全国で5例のみでしたが、前橋はその一つ（県内トップは高崎）。
さらに全県庁所在地で最低価格（16万円）だったのです。これには高崎もニンマリですが、高崎が仮に県庁所在地でも30位 （36万円）というビミョーなレベルなのです。
前橋、高崎は人口でもせめぎ合っています。昔は前橋のリードが続きましたが、高崎の合併による市域拡大で、今では高崎が上。
人口ひとりあたりの借金も前橋が上。火災や犯罪の数も前橋が上。県庁所在地という金看板によって危うさが際立っており、そこを高崎に突かれてしまいます。
視点を変えると、高崎の発展ぶりは、前橋というライバルがいたからだと思えてきますが、高崎にいたぶられる前橋。その逆襲はあるのでしょうか。
高崎に人口で抜かれて、「ヤマダ電機」の本社も高崎に移転されて、さらに新幹線が通っていないために高崎市民に優越感をも与えている前橋。
県庁所在地という看板がなければ、どうにも立場が弱すぎるのではないか……と、自虐的になっている前橋市民もいます。前橋、高崎の対決は前橋不利の様相を呈していますが、高校はけっこういい勝負です。
県内でも1,2を争う進学校である前橋高校（前高）と高崎高校（高高）は唯一無二といっていいライバルです。
偏差値は前橋高校72、高崎高校70と優秀ですが、学業では数字だけ見ても「前高が上なのでは？」との評判。
両校の間では、毎年スポーツの定期戦が行われており、高高からすれば高前定期戦で、前高からすれば「前高、高高定期戦」というように、それぞれ名称でもこだわりを持っています。
前高生を「白豚」、高高生を「山猿」と呼んで罵るなど、ライバル心むき出しのバトルになります。
この両校、硬式野球部同士にも当然定期戦があり、まさに「意地と意地のぶつかり合い」になります。もう100年以上この定期戦は続いていますが、昔、定期戦に負けた前高の野球部員が謝罪文を書いたというぐらいなので、その本気度はケタ違いです。
高校野球も含めて、野球は県民の人気スポーツなので、野球に強いとそれだけで箔になります。前高と高高のライバル関係もそうですが、前橋商業と高崎商業もまたライバルなのです。
主に北毛や吾妻東部、そして中毛、東毛西部を商圏とする前橋と、県西南部が商圏の高崎。この図式が崩れるか見ものなのが、ベイシアモール、けやきウォーク前橋VSイオンモール高崎の大型商業施設対決です。
高崎は交通の要衝だけに、商都として発達しています。しかし、東毛と北毛の中間に位置する前橋は、商圏ということでは高崎より広いです。昔ながらの県民（北毛）は、ハレの日には前橋の百貨店でお買物が定番。
「けやきウォーク」や「ベイシア前橋みなみモール」があることによって、北毛・東毛民が前橋により遊びに行くようになりました。流行に敏感な若者こそ、お洒落なファッション・スポットのある高崎へ買い物に行きますが、全世代を通してみれば、やや前橋に軍配が上がるといえるでしょう。
ライバル同士の前橋、高崎ですが、合併して政令指定都市になるという話が出たりもしました。もし、将来合併しても、今度は市の名称でバトルになるでしょう……。
前橋市：上越線、両毛線、上毛線
高崎市：北陸新幹線、高崎線、上越線、信越本線、八高線、上信線
前橋市：赤城神社、ぐんまフラワーパーク、臨江閣など
高崎市：榛名湖、榛名神社、高崎白衣大観音、少林山達磨寺、上野三碑、高崎城など
前橋市：けやきウォーク前橋、るなばあく、スズラン百貨店、ベイシア前橋南モール、ガーデン前橋など
高崎市：イオンモール高崎、高崎オーパ、高崎高島屋、スズラン百貨店、アカマル、はるなショッピングタウンパワーセンター、ウニクス高崎など
前橋市：前橋初市まつり、前橋七夕まつり、前橋まつりなど
高崎市：少林山だるま市、高崎映画祭、高崎まつりなど
前橋市：ソースかつ丼、焼きまんじゅうなど
高崎市：パスタ、焼きまんじゅう、鳥めし、だるま弁当など
前橋市：ザスパクサツ群馬
高崎市：群馬ダイヤモンドペガサス
前橋市：クライマーズハイ、魔法少女包帯クラブ、まどか★マギカなど
高崎市：ファイト、かまち、ばかものなど
群馬県の中でも、前橋市と高崎市は性格もカラーも大きく異なる都市です。そこに住む男女の気質や価値観にも違いが表れます。
前橋は県庁所在地であり、行政機関や教育機関が集中しています。そのため、公務員や医療・教育関係者が多く、堅実で穏やかな性格の人が多い傾向にあります。
恋愛や結婚においても慎重で、相手の内面を大切にするタイプが目立ちます。
高崎は商業都市で交通の要衝でもあることから、営業職やサービス業、経営者も多く、行動力があり社交的な傾向があります。
男女ともに自立心が強く、恋愛に対しても積極的です。見た目や雰囲気を重視する人も多く、お洒落な人が多い印象です。
前橋と高崎の地域性の違いは、結婚に対する価値観にも反映されます。
保守的な家庭観を持つ人が多く、「結婚＝家族との調和」と捉える傾向があります。結婚後も地元に根を張って生活したいと考える人が多く、親との同居や家の継承を前提にするケースもあります。
高崎は都市的な価値観が浸透しており、「共働きでパートナーと自由に生きる」というライフスタイル志向が強めです。恋愛も重視し、「好き」という気持ちを大切にする人が多いです。
どちらも真剣に結婚を考える人が多いものの、家族中心か、自立共存かといった点でスタンスに違いがあるのが特徴です。
前橋と高崎では婚活市場にも違いがあります。婚活パーティーやマッチングアプリは両市にありますが、選ばれるスタイルには地域差が見られます。
地元密着型の婚活サービスが根強く、結婚相談所や市主催の婚活イベントがよく利用されています。地元に居を構える人が多いため、「地元の人と結婚したい」というニーズが高いです。
駅周辺の再開発やショッピングモール、カフェなどで行われる婚活パーティーが盛んです。アプリやマッチングサービスを活用する若年層も多く、「楽しく出会いたい」というスタイルが人気です。
また、交通アクセスの良さから、高崎は県外からの参加者も多く、広域的な婚活が可能というメリットがあります。
前橋・高崎に共通して言えるのは、「出会いの質と真剣度」に課題を感じている人が多いということです。だからこそ、以下の理由で結婚相談所の利用を強くおすすめします。
前橋・高崎どちらも、地域密着型の相談所が強みです。相手の生活圏を理解したマッチングが可能なので、安心して婚活できます。
マッチングアプリでは「遊び目的」の人も多いですが、結婚相談所は成婚を目的とした真剣な出会いの場。効率的にパートナーを見つけたい人には最適です。
前橋の人には「相性」や「価値観の一致」を重視した婚活が合っており、高崎の人には「テンポの合う人」や「ライフスタイルが似ている人」が求められています。結婚相談所ではこうしたニーズに合わせたサポートが可能です。
理由4. 地元に強い仲人がサポート
群馬出身・群馬在住の婚活アドバイザーが在籍している相談所なら、前橋と高崎の文化・習慣の違いも踏まえたアドバイスがもらえます。
地元での出会いに限界を感じている人や、将来を真剣に考えている人こそ、前橋・高崎エリアでの結婚相談所の活用をおすすめします。
「前橋VS高崎の戦い！全国でも有名なライバル関係になった歴史」はいかがでしたか？
県庁移転の因縁に始まり、都市開発や商業施設、スポーツ・教育・文化のあらゆる場面で展開される前橋と高崎の火花散る攻防。お互いを強く意識するがゆえに発展してきた両市の関係は、まさに良きライバルといえるでしょう。
ライバル都市に住む男女は、気質や結婚観にもそれぞれ特色があります。だからこそ、地域性を踏まえた婚活戦略が大切です。
地元に根ざした価値観を大切にする前橋、柔軟でアクティブな出会いを好む高崎。それぞれのライフスタイルに寄り添ったマッチングができる結婚相談所は、最適な出会いへの近道となるのです。
この記事は、高崎市の結婚相談所「ラポールアンカー高崎」が執筆いたしました。
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