結婚相談をしていると、異性に対してタブーな質問はなんですか？　と聞かれることがあります。相手によって聞かれたくない質問は異なるので一概には言えませんが、基本的に「ヤバそう」だと思ったことは言わないのが正解です。

しかし、どうしても聞いてしまいたくなる人がいます。聞いた結果、相手からムッとされてお断りされるのです。

悪気があって聞いているのではなく、本当に聞いてみたいから聞いているのですが、ここでお互いの温度感を違いを感じてしまうのです。

それでは、婚活で聞いていい質問と、嫌われる質問にはどのようなものがあるのでしょうか？

この記事は、みなさまからの恋愛・婚活相談にお答えするQ&Aコーナーです。日々、婚活相談いただく会員様や一般の方からのご相談にお答えしています。

婚活に疲れているあなたに、ちょっとした癒しをお届けします。

むすびちゃん

それ言ったら嫌われるよ。

えにしくん

どんな話題がタブーなんだろう……。

婚活でタブーな質問は？婚活で聞いていい質問、嫌われる質問の許容範囲

［イラスト／阿部友美］

婚活女性に伝えたい「君の家はどこ？今まで何人と付き合ったの？」

タブーな質問をするのは決まって男性の方が多いかもしれません。いわゆる「デリカシーのなさ」が露呈してしまうのですが、女性からすれば、親しくもない人に根掘り葉掘り聞かれるのは嫌な気持ちがわかります。

男性から「君の家どこ？」と聞かれたらストーカーを疑いたくなりますし、家までついて来られても困ります。男性にその気がなくても、やっぱり警戒するのです。

「その気がないなら聞くなよ！」という話にもなるのですが、男性も悪気があって聞いているわけではありません。あくまで会話の一部です。

「今まで付き合った人数は？」と聞かれたら、「どうせ非モテな私ですよ」と自己肯定感下がりまくりの女性もいれば、「あんたよりいい男と付き合ってきたわ！」とけなしたくなることもあるでしょう。

「私にとって都合の悪いことを話題にするな」という女性の陰口をそっちのけに、デリカシーのない男性は図々しく土足であなたの心に入り込むのです……。

どちらにしても、嫌われる質問をするくらいなら他の話題をすればいいのですが、それができれば苦労はしない！　そのような人のために、婚活で聞いていい質問、嫌われる質問の許容範囲の具体的な事例について徹底解説いたします。

むすびちゃん、えにしくん、れんちゃんの婚活討論会

［イラスト／阿部友美］

婚活中のアレコレをラポールアンカーの「むすびちゃん、えにしくん、れんちゃん」が徹底討論いたします。

3匹の本音から婚活成功の秘訣を学びましょう。

婚活でタブーな質問は？婚活で聞いていい質問、嫌われる質問の許容範囲

婚活中に、異性に対してどんな質問をしていいか困る人が多いよね。

うん。「そこでこんな質問する？」みたいな人だよね。男性によくありがちなのは、女性の住所や交際人数を聞く人……。明らかに信頼関係が出来上がってないのに、いきなり聞いて引かれちゃうよね。

あるある。他にも、もっといろんな質問あるでしょ、って感じだよね。デリカシーのなさにがっかりするわ……。

 確かに。初対面の男性に貯金の額や資産を聞いてしまう女性もいるよね。いきなりそれはないでしょ。なんでそうなっちゃうのかな？

資産を聞く女性は自分の条件外の人と結婚しても仕方ないと思うからでしょ？　住所を聞いてくる男性は、コミニュケーション力がないだけでしょ。

会話の広げ方にもいろいろあるわよね。「条件じゃない人と結婚しても仕方ない」っていうのは、ツッコミどころ満載では？　それ聞いた時点で、男性から引かれちゃうんだから、もし条件の男性だったとしてもNGワードでしょ？

お見合いだからといって、初対面の人と接する会話は考えないとダメだよね。一度のお見合いで結婚が決まるわけではないもんね。

お見合いの本質は、条件のすり合わせではなく、居心地の良さで決めるものだよね。たとえステータスが良くても、居心地が悪かったら幸せな結婚生活が送れないもんね。

うん、私もそう思うよ。相手のステータスだけを見て婚活をすると、結局、大事なものを見失うんだよね。

解説

［イラスト／阿部友美］

お見合いの本質は、豊かな結婚生活を歩めるかどうかをお互いに確認することです。初対面から自分の希望をゴリ押ししたところで「それなら他を探してください」と思われて、そのご縁は終わります。

もっと詳しく説明すると、あなたが「貯金はいくらですか？」と、お見合い相手に聞いたとします。すると、お見合い相手は「金が目当てなんだ」と感じます。本人からすれば何気なく聞いたことかもしれませんが、言われた側は印象に残ります。

このように説明すると「当たり前だよな……」と感じることでも、お見合いになるとポロっと発言してしまう……。あなたの欲望が、そのまま口に出てしまっている証拠です。

相手に求めるものがフィーリングの良さだとしたら「資産はいくらありますか？」という質問にはならないはずです。

あなたにとって「本当の豊かさ」がどのような条件なのか、その本質を理解して、楽しく婚活しましょうね。

結婚相談Q＆Aコーナー

 個人情報は一切明記いたしません。

 ご質問は、毎週10個を上限といたします。

【Q.1】

33歳男性。お見合いのときは、どこまで突っ込んだ質問をしたらいいですか？　聞いてはいけないことを教えてください。

A.聞いてはいけないことはたくさんありますね。やばそうな質問は言わないに限ります。まずは仲良くなることを心がけましょう。

【Q.2】

30歳女性。お見合いのときに職場を教えてください、と言われました。いくら身元が保証されているからといって怖いものは怖いです。どうしてわからないのでしょうか？

A.そういう男性は、何も考えずその場のノリで質問していますね。深く考えたら負けです。

【Q.3】

33歳男性。初対面の人に過去のことをアレコレ聞くのは失礼だとわかっていますが、どうしても気になることもあります。そういうときはどのタイミングで質問したらいいでしょうか？　もっと仲良くなってから聞くのもありですが、その前に聞いてハッキリさせておきたいです。

A.相手はハッキリさせたいと思っていないこともあります。あまりゴリ押しするのはおすすめできません。仲良くならないと心を開いてもらえない女性も多いです。それが嫌ならノリの良い女性を探しましょう。

【Q.4】

54歳女性。初対面から失礼だとわかっていても、年収や職業、安定した資産があるかどうかは結婚生活において大事だと思います。ちょっと交際を続けてみて違ったら、その時間は無駄になるのではないでしょうか？　だったら始めから聞いておいたほうが得だと思います。

A.いきなり失礼な発言をして嫌われなければ良いです。聞き方にもよりますよね。

【Q.5】

34歳男性。お見合いをして、かなりタイプの女性と交際につながりました。間違いなく他にも交際している人がいるはずです。他の男性に奪われないためにはどうすれば良いのでしょうか。また、他に交際相手がいるかどうか聞いても失礼にあたらないでしょうか？

A.ネチネチとしつこいのは嫌われます。聞くならさらっと。それができないならやめたほうがいいです。もし、いたところでどうにもならないので、あなたの魅力を感じてもらって結婚を意識させましょう。

【Q.6】

29歳女性。あまり親しくない男性に住所を伝えて、来ていいとも言っていないのに、自宅の前にいたら怖くないですか？

A.怖いですね。

【Q.7】

36歳女性。もしお見合いのとき、自分が嫌な質問をされたらどうやって交わしたらいいですか？　断りづらいので嫌な空気になってしまうのですが。

A.笑顔で「もっと仲良くなってからですね」と言う。

【Q.8】

41歳女性。男性は稼ぐ力も大切ですが、貯める力も必要です。年収1,000万円あっても借金していたら嫌だからです。預貯金の有無はいつ、どのように確認したら良いでしょうか？　結婚するならせめて1,000万円以上の蓄えはほしいです。

A.デート2,3回目で気軽に聞いてみたらどうでしょう？　あなたの預貯金の額も教えてあげたらイーブンです。ちなみに、40代で預貯金1,000万円オーバーは、5人に一人の割合だそうですよ。

【Q.9】

44歳男性。結婚するなら子どもの産める女性と結婚したいです。これはどのタイミングで聞けば良いでしょうか？　産めるかどうかの確認、またその意志があるかも知りたいです。

A.露骨に聞くのは絶対にやめましょう。子どもは授かりものです。聞くのではなくて、あなたが思い描く結婚生活を明るく語ってみてはいかがでしょうか。

【Q.10】

33歳男性。結婚するならスタイルの良い女性がいいです。スレンダーよりもグラマーな女性がタイプです。中には隠れ巨乳もいると思いますが、見抜き方を教えてください。

A.妄想の中で楽しんでください。

 Q&Aコーナー編集後記

タブーな質問を想像すると、ついつい言っちゃう

「タブーな質問はなんですか？」という人こそ、すでにタブーな質問をしている場合があります。小難しい言い方ですが、「タブーな質問を考えるからタブーなことを言ってしまう」のです。

「相手の好きなことは何かな？」「目の前の人と結婚したらどんな楽しいことが待っているだろう」と考える人は、気持ちがポジティブで明るく前向きです。

相手のことを知りたいという気持ちから、言ってはいけないかどうかを考えるのではなく、お互いに好きなことを話題にして、共感するところから始めていきましょう。初対面の人との出会いとは、お互いに認め合うことが重要です。

婚活にプレッシャーを感じる人は、婚活自体を楽しめていない証拠かもしれません。あなたが日頃から楽しんでいることはなんでしょうか？　それをテーマに会話を展開していくと、もっとスムーズに関係構築ができるかもしれませんね。

今回の事例を参考に、婚活を楽しんでみてくださいね。

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