栃木県のグルメと聞いて、真っ先に思い浮かべるのは宇都宮餃子ではないでしょうか? 実際、宇都宮は“餃子の街”として全国に知られています。
しかし、栃木の魅力は餃子だけではありません。実は、栃木県には地元で長く愛されてきた、個性あふれるB級グルメがたくさんあるのです。
それでは、栃木県にはどのようなB級グルメがあるのでしょうか?
この記事では、宇都宮餃子の背景や、栃木県内各地に根付くユニークなご当地グルメを徹底解説いたします。
✔宇都宮のB級グルメ
✔宇都宮餃子の歴史と今
✔デートで使える栃木B級グルメネタ
宇都宮は言わずと知れた餃子の街。戦前に宇都宮に駐屯していた第14師団が中国に行って、そこで食べた餃子を日本に持ち帰って当地で焼いて食べたのが「宇都宮餃子」の始まりだといわれています。
だからこそ、宇都宮は「焼き餃子の発祥の地」といわれていますが、これには諸説あります。しかし、発祥はどうあれ、「餃子=宇都宮」といわれるほど、餃子は宇都宮第一の名物となり、市民のこだわりはすごいのです。
餃子消費量の歴史は深く、2007年、日本一の餃子の街、宇都宮に思わぬ強敵が出現しました。静岡県浜松市です。
この年、「浜松餃子学会」が記者会見を開き、浜松市と行った独自調査をもとに「餃子消費量日本一宣言」をしました。時は浜松市が政令指定都市になったタイミングです。
2008年から総務省の統計の調査対象に入り、餃子消費量がデータで比較できるようになるので、街づくりや街おこしもかねて宣言になったのですが、以来、浜松と宇都宮は餃子消費量(年間支出金額)の1位を争うライバル同士となりました。
しかし、それからしばらくは宇都宮が日本一の座を守っていたので火花を散らす感じは薄かったですが、ついに2011年、浜松が絶対王者の宇都宮を逆転!
宇都宮が日本一であることで微妙なバランスを保っていた餃子界は、一気に2強の時代に突入します。両市の餃子消費量を巡る争いは餃子戦争といわれ、それまで同じ餃子の街として親交があった両市の関係は一気に冷え込んだのです。
近年はどちらかといえば浜松が優勢となっています。2017年の1月、総務省が発表した家計調査で、宇都宮は3年連続で浜松の後塵を拝し、浜松に宇都宮が勝てない状況が続きました。すると浜松も余裕の貫禄を見せます。
3年連続日本一に輝いた際、「浜松餃子学会」の担当者は「宇都宮市は餃子の大先輩。今回も勝ちましたが、これからもいろいろ教えてもらいたい」とコメントしています。
その割に、タネにキャベツ比率が高いことが浜松餃子の人気の一つということもあり、「宇都宮で野菜を多く入れた餃子を出している店舗もあるようですが、浜松の我々からするとまだまだです」ともコメントしています。
謙虚なのか傲慢なのかわかりませんが、宇都宮を刺澱するには十分な浜松の態度です。これに対し、宇都宮は「1位に越したことはないが、正直あまりこだわっていない」とコメント。あくまでクールに対応したのです。
王者、宇都宮のプライドか、それ相応の理由があります。家計調査の対象となる餃子は、生の餃子とスーパーなどで買う総菜に限定されるのです。
企業が多く共働き世帯も多い浜松は、買ってきた総菜をおかずに自宅で食事をする持ち帰り文化が昔からあり、そもそも浜松は「おかず」がよく売れることから、餃子に関していうなら家計調査向きの街といえます。
一方、宇都宮では店舗消費量が多く、市民にとっての餃子はいわば外食です。そうした外食の消費量がカウントされない家計調査で、宇都宮が浜松に対抗しようとしてもさすがに分が悪いでしょう。
そういうわけで、宇都宮も餃子をPRしますが、勝負しているつもりはないというのです。
※現在では、宮崎市がトップ入りするほど。宮崎市が餃子の購入額で日本一になったのは、2021年と2022年。
街おこしに有効な策として、B級グルメは便利な手段です。栃木のB級グルメで有名なのが宇都宮の餃子ですが、その餃子のおかげで、宇都宮は全国的な知名度を得たといっても過言ではありません。
それ以外にも、宇都宮で名物グルメとなっているのが、宇都宮焼きそばです。
(浜松市の次は、富士宮市を意識し始めたのか?)
もちもちの太麺にキャベツ、肉、イカなどの具材と、最後に上にのせる目玉焼き。見かけは秋田の横手焼きそばのようですが、薄味で出てくるので自分で好みの量のソースをかけて味を調整するというのが大きな特徴です。
同じ焼きそばで変わっているのは、那須塩原市のスープ入り焼きそば。
塩原温泉郷のご当地メニューで、焼きそばを醤油味のスープを加えたものです。そのルーツは定かではなく、「元祖」をめぐって、いろいろと店同士の確執もあるらしい……。
県内にゴルフ場が多い、という立地条件を生かして有名になったのが、かの佐野ラーメンです。佐野ラーメンはゴルフ客の「おいしい!」という評判が口コミで広がりました。
青竹で打ったコシのある麺と、鶏ガラやとんこつなどをベースとした、さっぱりしょうゆ味のスープです。
アウトレットで有名な佐野ですが、栃木人にとって佐野といえば、やはり除け大師とラーメンなのです。
昔から伝わってきたメニューがそのままB級グルメになったものもあります。栃木や足利のジャガイモ入り焼きそばと鹿沼のニラそばです。
ジャガイモ入り焼きそばは、茹でたジャガイモやイモフライを麺と一緒に炒めたものです。栃木南部では昔から焼きそばにジャガイモを入れる習慣があったので、これをB級グルメというと「じゃなくて伝統食だかんね」といわれること必然です。
一方、ニラそばは、もりそばに茹でたニラをのつけただけのもの。鹿沼は県内最大のニラの産地で、昔からそばの「いろどり」や「かさまし」として食べてきたのだそうです。
「味と匂いの強いニラがそばの風味を……」と野暮なことは言わないものです。
栃木といえば、忘れてはいけないのがレモン牛乳でしょう。牛乳にレモンの香りと甘味を加えた乳飲料。レモン果汁は入っていないので、酸っぱいというよりはほんのり甘い、ミルクセーキのような味を好む栃木人は多いです。
栃木のご当地メニューはお手頃感といい、そこに漂う昭和感といい、「こんなにおいしかったんだ!」というB級グルメの王道ばかりです。栃木は、全国でも屈指のB級グルメ天国なのです。
デート中の話題に困ったとき、地元グルメの話はとても便利です。特に栃木県はB級グルメの宝庫なので、食の話題で会話が弾みやすいからです。
ここでは、栃木県のB級グルメを使った、楽しい会話ネタを5つご紹介します。
「宇都宮と浜松、どっちの餃子が好き?」
「キャベツ多めのさっぱり派?それともジューシーな肉派?」
栃木の代名詞ともいえる宇都宮餃子は、デートの定番話題。浜松との“餃子消費量戦争”の話を交えながら、自然と「食の好み」を探れるネタです。相手の好きな餃子のお店を聞いてみても楽しいですね。
「焼きそばって普通、スープには入れないよね?」
「塩原でスープ焼きそば食べたことある?」
スープ入り焼きそばというインパクトのB級グルメをネタに、「え、なにそれ?」と会話が広がります。温泉地、塩原にあるので、旅行の話題にもつなげやすいです。
「小学校の時、遠足で飲んだなぁって思い出す味だよね」
「あれ、レモン入ってないのに“レモン牛乳”って名前なの、なんか可愛いよね」
地元では定番の「レモン牛乳」は、話しやすく親しみやすいトピック。レトロで懐かしい雰囲気もあり、自然とほっこりした会話になります。
「炭水化物×炭水化物だけど、地元の人にとっては家庭の味なんだって」
「こういう“ちょっと変わってるけど落ち着く味”っていいよね」
栃木や足利などで親しまれている、ジャガイモ入り焼きそばは意外性がありつつも、どこか家庭的。
「昔ながらの味が好き」など、食の価値観が共有できるきっかけになります。
「今日ニラそば食べたら、口臭大丈夫かな?」
「でも意外とさっぱりしててクセになるって聞いたよ」
鹿沼名物のニラそばは、ニオイを気にして遠慮されがちです。しかし、ちょっとした冗談交じりにすれば、場の空気がなごむネタに早変わり。
「今度チャレンジしてみる?」と次のデートの話にもつなげられます。
栃木のB級グルメは、美味しいだけでなく「え?それ何?」と盛り上がる会話の宝庫です。食の好みを知ることは、相手をもっと知ることにもつながります。
栃木の地元グルメを一緒に楽しみながら、二人の距離を自然と近づけていきましょう。
「栃木県はB級グルメの宝庫!宇都宮餃子以外のB級グルメも紹介」はいかがでしたか?
宇都宮餃子をはじめ、宇都宮焼きそば、那須塩原のスープ入り焼きそば、佐野ラーメン、ジャガイモ入り焼きそば、ニラそば、レモン牛乳など、栃木県の魅力的なB級グルメをご紹介しました。
観光のついでに立ち寄るのはもちろん、これらを目当てに旅をするのも価値アリです。栃木県は「安くて、うまくて、ちょっと懐かしい」B級グルメの宝庫です。
ラポールアンカーでは、こうした地域の魅力を知ることも、出会いや婚活にとって大切なきっかけになると考えています。栃木県のグルメを通じて、会話のタネやデートプランの参考になれば幸いです。
この記事は、宇都宮市の結婚相談所「ラポールアンカー宇都宮」が執筆いたしました。
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