広島といえば世界遺産の厳島神社やお好み焼きが有名ですが、もう一つ外せないのが「牡蠣」です。冬から春にかけて旬を迎える広島牡蠣は、身がぷりっとして濃厚な味わいが魅力で、全国から多くの人が本場の味を求めて訪れます。
そんな牡蠣をテーマにしたデートは、グルメを楽しむだけでなく、自然に会話が弾み、二人の距離を縮めるきっかけにもなるでしょう。
この記事では、広島牡蠣の歴史や魅力から、恋人と楽しめるデートプランをご紹介いたします。
✔広島牡蠣の歴史と魅力
✔広島『牡蠣ングダム』の特徴
✔広島牡蠣のデートの楽しみ方
もくじ
広島の名産といえば、お好み焼きもありますが、やはり牡蠣でしょう。近年の生産量を見ても、広島県は全国でダントツ1位。広島の牡蠣生産量は、実に約60%のシェアです!
世界的にみると、中国が圧倒的な生産量を誇るが、日本も3〜4位につけています。その大半が広島で、世界シェアでいえば約2%が広島産なのです。
広島の牡蠣の大規模な養殖は江戸時代初頭から始まり、今に続いています。なぜ広島でこれほどまでに牡蠣が獲れるのかといえば、地形に秘密があります。
牡蠣は基本的には動かず、流れてくるプランクトンを食べて育ちます。牡蠣が食べるプランクトンは河川から流れてくる植物性が主であり、つまり太田川が一つ目の要因です。
もちろん、同じような河口を持つ湾は多いですが、広島湾は左右が閉じるお椀型な上で、厳島、能美島、江田島など大きな島によって封鎖されています。
これによって、広島湾内の海流は閉じたものとなり、川から流れてくる栄養分が流れ出されない有利さがあります。
この広島湾の閉鎖性は、牡蠣の卵や幼生が、湾内に留まりやすいことにも寄与しています。つまり、広島湾で大量に養殖を行えば、翌年以降も大量の子孫が広島湾に残るという寸法です。水温が牡蠣に適していることも効果的です。
このように、元から有利な条件がある上、牡蠣筏(かきいかだ)など、古くから培われた養殖技術が加わり、広島は圧倒的な牡蠣の産地となりました。さらに牡蠣船などで、関西圏にまで販路を延ばし、大いに繁栄したのです。
広島県は日本の牡蠣生産を支配する存在ですが、「最大限に儲かっているのか?」といわれると疑問があります。
2019年の統計をみると、広島県の牡蠣養殖量は、最新のデータで約1万6100トン。シェアは約60%ですが、産出額をみるとシェアが約50%に低下しています。
産出量シェアに対して、産出額シェアが高いのは長崎や岡山などです。つまり、広島の牡蠣は安く売られて、他県の牡蠣は高く買われているということではないでしょうか。
日本産の牡蠣は世界的にもブランド化していますが、海外で聞くのは「クマモト」です。人気を集めているオイスターバーでも、「ブランド牡蠣」は広島県産以外のケースが多いです。
これは、長年絶対王者の座にあった広島の油断ともいえます。莫大な養殖量を誇るだけに、長く広島は大量出荷に向いた加熱用のむき身に集中しており、高値で売れる殻付きの生牡蠣の比率が低いです。
そもそも広島では、牡蠣は生というよりも加熱して食べるのがメジャーだったということも影響しています。
また、牡蠣の消費量が全国でも圧倒的に多い広島だけに、牡蠣は「あって当たり前」のものであり、「牡蠣がブランドになる」意識が低かったといわれています。
雑学的な話になりますが、広島県が調査したところ、「牡蠣」という字を書ける県民は0.6%。
「広島の売り物」という意識の低さの表れだと、広島県は危機感を募らせています。
それに対応するのが、2018年に広島県が始めたキャンペーン「牡蠣ングダム」です。これは横川や広島駅西など、牡蠣料理を出す飲食店街が多数参加し、春牡蠣をアピールするイベントです。
生産者も、海外のオイスターバー向けに小ぶりな牡蠣を出荷するなど、対策が本格化してきました。元が強いので、本気出せばすぐ追いつくというわけです。
一次産業共通ですが、牡蠣養殖業者の高齢化と後継者不足は、広島でも課題になっています。待遇の悪さなどの問題もあり、「外国人技能実習生」でカバーしているという危ない現状もあります。
牡蠣養殖はむき身加工がワンセットでこれが大変な作業であり、若い労働者を確保できません。将来的にはこのような作業も、発展したAIが制御するロボットによって解決するのかもしれませんが、現状では人力がもっとも高効率かつ信頼度も高いのです。
実際に、牡蠣養殖むき身装置の開発が着手されていますが、ブランド化をさらに進めて単価を上げ、こうした労働を「高給職」にすることがとりあえずの理想型なのでしょうか。
広島といえば牡蠣! 地元の人にとっては身近な食材ですが、県外から訪れる人にとっては「一度は本場で食べてみたいグルメ」です。
婚活中のデートや小旅行で、広島牡蠣を楽しむプランをご紹介いたします。
冬から春にかけては、広島湾沿いに多くの牡蠣小屋が登場します。炭火や鉄板で牡蠣を豪快に焼き、アツアツをそのまま頬張る体験は、他では味わえない楽しさです。
二人で殻をむいたり、レモンを絞って食べたりと、自然に会話も弾みます。カジュアルでワイワイした雰囲気は、初めてのデートでも距離を縮めやすいのが魅力です。
世界遺産・厳島神社を訪れた後は、表参道商店街で牡蠣料理を堪能するプランも人気です。焼き牡蠣、牡蠣カレーパン、牡蠣入りお好み焼きなど、食べ歩きグルメも充実しています。
朱色の大鳥居を眺めながら、海辺で一緒に味わう牡蠣料理は思い出に残る時間になります。
昼間は観光と食べ歩きで楽しんだ後、夜は広島市内のオイスターバーでしっとりと乾杯するのも素敵です。
新鮮な生牡蠣をワインやスパークリングと一緒にいただくひとときは、二人の距離を近づける大人のデートにピッタリです。静かな雰囲気で語り合う時間は、将来を意識するきっかけにもなるでしょう。
ただ食べるだけではなく、牡蠣打ち体験や養殖見学ができるスポットもあります。普段なかなか触れることのない漁業の世界に触れると、二人の会話も広がりやすく、「こんな経験一緒にしたね」と長く思い出に残るデートになります。
広島牡蠣を味わうデートはグルメを楽しむだけではなく、一緒に笑ったり驚いたり、自然体でいられるのが大きな魅力です。
寒い季節に温かい牡蠣を頬張る時間は、恋人同士の心をぽかぽかに温めてくれるでしょう。婚活中のカップルにも、交際を深めるきっかけとしておすすめです。
「広島牡蠣のデートの楽しみ方!広島牡蠣の歴史と魅力」はいかがでしたか?
広島牡蠣は、ただ味わうだけでなく、その歴史や背景を知ることでより一層魅力を感じられる食材です。
牡蠣小屋でワイワイ楽しむカジュアルデートから、夜のオイスターバーで過ごす大人の時間まで、シーンに合わせて楽しみ方はいろいろあります。体験や観光と組み合わせることで、特別な思い出を一緒に作ることができます。
婚活や交際中のデートに、ぜひ広島牡蠣を取り入れてみてくださいね。
この記事は、広島市の結婚相談所「ラポールアンカー広島」が執筆いたしました。
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